概要
読み方:こあしすう
英語:core index
コア指数とは、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の主に2つで発表される様々な業種・サービスの物価指数から価格変動の大きい「生鮮食品を除く」物価指数のことです。
また、あらゆる種類の物価指数から「食料やエネルギーを除いた」ときは「コアコア指数」になります。
以上の内容は日本のコア指数についてのものです。
消費者物価指数(CPI)
●消費者物価指数
消費者が買った商品やサービスなどの物価の動きを把握し、インフレ・デフレ対策の判断をする重要な統計指標のことです。
物価の変動を表す指数は、農林漁業や単身者の世帯以外の消費者世帯が購入する商品やサービスの物価が、基準となる年の物価と比較して算出(%表示)したものになります。
物価指数には、「家賃」「電気代」など約90品目あり、大きく分けて10項目あります。
●食料
●住居
●光熱/水道
●家具/家事用品
●被服/履物
●保険/医療
●交通/通信
●教育
●教養/娯楽
●諸雑費
以上の内容は日本の消費者物価指数についてのものです。
生産者物価指数(PPI)
米国や海外では「生産者物価指数」と呼ばれており、日本では「企業物価指数」と呼ばれています。ここでは日本の「企業物価指数」について説明します。
企業物価指数とは、生産者が売った商品や原材料などの物価変動を示すもので、主にインフレ率の判断材料として利用される指標のひとつです。
生産者が売る商品の物価が、基準年である物価と比較して割り出したもの(%表示)が物価変動の指数です。
企業物価指数には「国内企業物価」、「輸出物価」、「輸入物価」の3つに分かれています。
国内企業物価には、「食料品・飲料・たばこ・飼料」、「プラスッチク製品」など約20品目があり、大きく分けて7項目になります。
●電力/都市ガス/水道
●石油/石炭製品
●業務用機器
●食料品/飲料/たばこ/飼料
●非鉄金属
●農林水産物
●化学製品
輸出物価には、「繊維品」、「化学製品」など7品目があり、大きく分けると4項目になります。
●金属/同製品
●電気/電子機器
●化学製品
●輸送用機器
輸入物価には、「石由・石炭・天然ガス」「食料品・飼料」など10品目があり、大きく分けると4項目になります。
●石油/石炭/天然ガス
●金属/同製品
●食料品/飼料
●その他産品/製品