概要
読み方:マックディー
英語:Moving Average Convergence Divergence
●MACDとは
1960年代にジェラルド・アペルによって考案されたオシレーター系のテクニカル指標です。
「MACD」と「シグナル」と呼ばれる2本の移動平均線を使用して、その2本の線が重なったり離れたりすることで「買いサイン」や「売りサイン」のタイミングを探るものです。
画像のチャートに表示されている上のグラフはローソク足の指標で、その下に2本の線で引かれているものがMACDになります。また、2本のうち緑の線がMACDとなり、赤い線がシグナルを表しています。
MACDに表示されている0のラインを基準に上に表示されている部分がプラス圏で、逆に下に表示されている部分がマイナス圏となります。
基本的には、MACDがシグナルを下から上に突き抜けたとき、「買いサイン」になり、逆にシグナルを上から下に突き抜けたとき、「売りサイン」になります。また、「買いサイン」の後、さらに2本の線が0のラインを上回ると、より強い買いシグナルになり、同様に「売りサイン」の後、さらに2本の線が0のラインを下回ると、より強い売りシグナルになります。
●MACDは以下の計算で求められます。
・ MACD = 短期の指数平滑移動平均線(EMA) - 長期の指数平滑移動平均線(EMA)
・ シグナル = MACDの移動平均線