FX定番タッグ!EMAとボリンジャーバンドとは?
EMAは別名「指数平滑移動平均線」と呼ばれ、テクニカル分析でおなじみの移動平均線の一種です。移動平均線は過去のレートの単純平均で計算されている(※1)のに対して、EMAはより直近の値動きを大きく反映するという特徴をもっています。
※1 一定期間を単純に平均化して計算する移動平均線をSMA(単純移動平均線)と呼んでいます
ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心として上下に描かれる複数の補助線で、ローソク足が+2σに達すると相場は反落しやすく、-2σに達すると反騰しやすくなる傾向があるので順張り・逆張りどちらを選ぶかを判断するうえでとても役立ちます。
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SMAじゃダメなの?EMAを利用する最大の理由!
EMAを利用する理由は、バイナリーオプションの取引スタイルにが大きく影響します。
バイナリーオプションは、最短で60秒、長くても数十分間で取引が終了する超短期型の投資となるので、短期間で予想を的中させるには、現状のトレンドを理解することが非常に重要になってきます。
SMA(単純移動平均線)でもトレンドを予測することはできますが、EMAと違って単純に一定期間の平均値を出すので直近の値動きの反応まで平均化されてしまうという欠点があります。そうなると、今のトレンドの把握が遅くなり結果が出るころには流れが変わってしまい予想が外れてしまう可能性が高くなります。
この欠点を補ってくれるのが、直近の値動きを大きく反映してくれるEMAです。
バイナリーオプションにおいては、この直近の値動きを反映するという点がEMAを利用する最大の理由となります。バイナリーオプションに必要な瞬発力と判断力をサポートしてくれる非常に優れたテクニカル指標なんです。
狙い目はここ!チケットの購入タイミングを伝授
EMAとボリンジャーバンドをよく見て、トレンド反転後の順張りがおすすめです。
解りやすく図を使って説明しましょう。
2種類のEMA(20日と100日)とボリンジャーバンドを表示させてあります。指標を見てみると17時30分を過ぎたあたりで、黒いローソク足の陰線の上ヒゲがボリンジャーバンドの+2σを付きぬけ、EMA(20)がEMA(100)を上から下に突き抜けています。この交差点がデッドクロスです。
これは、ボリンジャーバンドが「買われすぎ」を表しており、直近の値動きに基づいた2種類のEMAの線が交差することで、上昇トレンドから下降トレンドへ切り替わる転換点を表わしています。簡単に説明すると、「買われすぎているからそろそろ値が下がりだすよ」ということです。
これら2つのテクニカル分析結果から、デッドクロスのポイントで下降トレンドへ切り替わり値が下がると予想して順張りを買うのが、このEMAとボリンジャーバンドを複合して予想する狙い目です。
大切なのは少しでも確立を上げること!精神的に優しい買い方を心掛ける
これはバイナリーオプション、FXどちらにも言えることですが、なんの根拠や分析もなしにただ投資をするのはギャンブルと同じです。これでは、当たるか外れるか運任せになり確立は50%。こんな投資のやり方では精神的な負担が大きくなってしまい続きません。
投資する上で大切なのは、予想が当たる確立を過去のデータや経済の結果を元に少しでも確率を上げて、できるだけ方向性が定まりやすいポイントで購入することです。こうすることで精神的にも楽になり、勝率も上がり利益へと繋がります。