概要
読み方:しすうへいかついどうへいきんせん
英語:Exponentially Smoothed Moving Average
指数平滑移動平均線とは、指数移動平均(Exponential Moving Average:EMA)や指数加重移動平均 (Exponentially Weighted Moving Average:EWMA)と呼ばれるトレンド系のテクニカル指標です。
単純移動平均線は、おおよそのトレンドを把握するという点ではとても優れたテクニカル指標となりますが、シグナルが遅いという欠点があります。この欠点を補うために作られた指標が指数平滑移動平均線で、単純移動平均線より早い段階でチャートに動きがでます。
特徴は、過去のレートの値も使いながら計算し、より直近のレートの値に重きを置いて算出する方法のことです。
計算で求める
●指数平滑移動平均線は以下の計算で求められます。
最近のレートに比重を置き、過去になればなるほど比重を軽くして平均値を決定します。
比重の減少度合いは「平滑化係数」と呼ばれる0と1の間の値を取る定数α(平滑定数)で決められます。
n日間の指数平滑移動平均
1日目=(当日も含め)n日の終値の平均
2日目以降=前日の指数平滑移動平均+α×{当日終値-前日の指数平滑移動平均}
※α(平滑定数)=2÷(n+1)